業界自体が落ち込んでいると言われているエロゲ業界ですが、そんな中でも多くのユーザーから支持されている9(ナイン)シリーズの4作目「ゆきいろゆきはなゆきのあと」をプレイしました。
エロゲをするのは実に1年ぶりですが、久しぶりであったにも関わらず全盛期の頃のように楽しめたので感想かきます。
※ネタバレあります。ネタバレ箇所は反転させるので範囲選択して読んでください。
概要
ある日、主人公が住む街で人が石化するという怪奇事件が起きた。その原因は、異世界から流出してしまった、人々に異能を与える”アーティファクト”だった。それを巡る様々な事件、思惑に巻き込まれる主人公は、街を、大切な人を救うために奔走する。
あってる?
感想
ヒロインである結城希亜が可愛すぎる
9シリーズ1作目から登場していた結城希亜ですが、本作でヒロイン化ということで、謎に包まれていたベールがずるむけになりました。
過去作では「クールで人を寄せ付けない、でも中二病拗らせてる系ヒロイン」という印象でしたが、ゆきいろでは彼女の魅力が全開!何から何までが可愛くて、プレイ中ずっと悶えていました。
というか可愛すぎてマジで画面の前で頭抱えてた。
「なんだこいつ可愛すぎるだろ無理なんだが・・・?」
って素で声に出しちゃった。
イチャラブシーンとシリアスシーンのメリハリが良い
これは9シリーズの伝統みたいなものですね。メインストーリーが怪奇事件を発端とした異能ファンタジーなのでシリアスな展開が多いのですが、恋人らしく互いを想い、求めあうシーンもしっかりと盛り込まれている。ちゃんとエロゲしてるなーという印象です。
なんとなくモヤモヤが残る
※以下ネタバレ
本作では本格的に主人公が敵対する”イーリス”と対峙するわけですが、正直読んでいて気分が良い展開ではなかったかなぁ。主人公(=あなた)がオーバーロードすることで”やり直し”ができるところは過去作でも面白いなと思ったけど、本作は”イーリス”もオーバードライブするようになったせいか、兎に角巻き戻しが多すぎる。
ダメだったからやり直し~というのが延々と繰り返されて、悲惨な結果になった枝を残しまくっていたけど、「そういうやり方でよかったのか?」と少し疑問に思ってしまう。多分その辺りの”剪定”は次回作で回収してくれるのかな?いずれにせよ全体を観測している”あなた”目線だと、あまり良い心地しない展開があってちょこっとモヤッとしました。
※ネタバレここまで
次回作への布石が良い
ゆきいろでシリーズ完結ではなく次回作を匂わせる描写がありましたが、その描写が良かった。「次もあるんだな!」という希望も勿論、期待の高まる演出だったのでグッときましたね。
安いけどボリュームはそこそこ
お値段僅か3000円!ヒロインも1人だけなのでボリュームは値段相応ですが、短すぎることもなく、ダラダラと引き伸ばしているわけでもなく、丁度良いボリューム感でした。
9シリーズは作品単体で語るようなものじゃないので感想書くのが難しいっすね。
ゆきいろ単体で見ても、これまでのシリーズをプレイした人にとっては満足のいく形になっていると思います。というか結城希亜可愛すぎる。この1点だけでプレイする価値はアリだと言えます。
シリーズが進むにつれ少しずつ真相が明らかになり、楽しさを増していくこの感覚が9シリーズの魅力だなぁと改めて思いました。次回作も期待できるし、来年が楽しみだ~。
終わり