書店をブラついた時に表紙絵と"オタク"の文字に惹かれて買った「オタクと家電はつかいよう」の読書感想文です。
あらすじ
家電に詳しい町の電気屋が、家電トラブルの原因を推理して暴くという一風変わったミステリー(ミステリーなのか?)
所感
家電に関するトリビアが面白い
ドライヤーの手入れ、髪の乾かし方や最近の食器洗浄機などについて、中々知り得ないトリビアが本書では述べられている。思わず「へぇ」を押したくなるような情報が入ってきて面白かった。
サクサク読める
全5章。各章が短く、文章も読みやすい構成になっていて、活字を追うのが苦手な自分でもサクサクと読めた。
「家電」が主題だが人情の介入が目立つ
本書で発生する家電トラブルは「人が作為的に家電トラブルを演出した」という内容が主なため、期待していた「家電オタクが機械を相手にトラブルシューティングしまくる」という内容ではなかった。
まぁ上記は俺が勝手に期待してただけで、一般的に見れば描かれていたとおりの内容のほうがウケは良いと思う。ミステリーっぽいし。
表紙絵が良い
絵のタッチとか色使いが好みだった。わんこかわいいですね。
まとめ
総ページ300p未満とボリュームはないけれど、他に類を見ない内容でもあり、楽しんで読めました。
俺は人が死ぬミステリーばっか読んでたので、死人が出ないミステリーは新鮮でよかったです。
非常に読みやすく、短時間で読破できるため「少しだけ本読みたいな~」という気分の時におすすめです!