かなんごろぐ

オタクの雑記帳

コーヒー道具を揃えたらブレイクタイムの世界が変わった

まずは僕のコーヒー史から。

僕はコーヒーが好きです。高校生の頃から飲み始めました。飲み始めた理由は「ブラックコーヒーが飲める=カッコよくてモテる」と思ったからです。今思えばガキでした。今もガキだけど

 

ま、そんな邪(じゃ)な理由で飲み始めたので、最初は苦みに慣れるまで苦労した覚えがあります。大学に上がった頃にはすっかり慣れて、毎日のようにインスタントコーヒーを飲むようになりました。社会人になってからは、カフェで飲んだり、Postcoffee(コーヒーのサブスクライブ。これ読んで)でハンドドリップするようになり………と、時が経つにつれて楽しみ方が変わり、その過程でスッカリ好きになっちゃいましたね。

 

で、今はどうしているかっていうと…

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ついに!豆からコーヒー淹れるやつ!デビューしちゃった〜〜〜〜

 

よく知らない人に軽く説明すると、

  • 豆・・・コーヒー豆は豆のまま使うと味が激薄になるため、基本は挽いてから(粉々にしてから)使う。
  • ミル・・・コーヒー豆を挽くための器具。これはかき氷器みたいにハンドルを回すことで豆を粉々にする。挽目(粉の粒度)という概念がある。
  • ポット・・・コーヒーポットは注ぎ口が細いのが特徴。美味しくドリップするためには、注ぎ口が細いほうが都合が良い。

 という感じ。

 

 

よくお店に売っているドリップバックのコーヒーは、特別な道具は必要なしに手軽にハンドドリップコーヒーが楽しめるので、めっちゃ神なんですよね。パックされているので、開封するまで酸化の心配もない。すごい!

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こういうやつ。

でもでも、やっぱ好きなら多少こだわりたいじゃん?オタクってそういうことなんだよ。

ということで、オタクすぎて色々道具を揃えてコーヒー淹れてみたってワケ。今日はその感想をササッと語るやつするぞ!

 

道具を揃えて豆からコーヒー淹れてみた感想

豆が砕ける時の感触と音が気持ちいい

個人的に一番気に入ったのはココ。ミルを使って豆を挽く時、豆が砕ける感触がハンドル越しに伝わってくるんですけど、これがマジのマジで気持ちいい「バキバキバキッゴリゴリゴリ…」っていう感触が最高なんスよ。こればかりは実際に体験しないと伝わらないと思うけど、本当に気持ちいいでやんす!(力説)プチプチシートを潰す時の快感に通ずるものがあるかな…。音も気持ちいいです。まじもんのASMRなんだワ。

 

お湯を注ぐ時の膨らみが最高

今までハンドドリップするとき、普通の片手鍋でお湯を注いでたんですが、片手鍋だと一度にお湯が出すぎちゃうのでドリッパーの中がベチャベチャになるんですよね。そのせいで抽出に時間がかかるし、味もムラができる(らしい)し、何より見た目が美しくない。

しかし!

コーヒーポットだと、口が細いおかげで一定の量で注げるんですよ!ドリッパーの中心で円を描くようにスゥーっと注げるんです。で、そうやって注ぐと中のコーヒー粉がふっくらと膨らむんですよね。それが美しい「コーヒー専用のポットなんて贅沢すぎないか?」と思っていましたが、実際に使ってみると納得せざるを得ないです。感動した〜〜

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画像みたいに芸術的に膨らむ。美味しそうに見えます。

豆の匂いが最高

今まで豆からコーヒー淹れたことなかったので、今回始めて直に豆の匂いを嗅ぐことになったんですが、もう最強です。いい匂いすぎる。落ち着く。Height of relux. お鼻の桃源郷。嗅覚が喜びのあまり過呼吸を引き起こす。

ちなみに豆は「すみだ珈琲」という、錦糸町周辺で人気のある、小さいながらも多くの人が訪れるカフェで買いました。ここの深煎りがマジでうまうまのウマ娘なので、お近くの方はぜひどうぞ。

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カップ江戸切子でギャンかわ。

意外と時間はかからない

「や、豆ゴリゴリするなら手間暇かかってダルいんじゃねーか?」と思う方もおられると思います。豆一人分(12~15g)を挽くだけならそんなことないです。お湯沸かしてる間に終わります。というか豆は挽いた瞬間から酸化が始まるので、サッと挽いてサッと淹れるのが一番いい(らしい)んです。だから時間は全然かかりません。ただ、ミルを洗う必要があるので、そういう意味では手間は増えたかな…。まぁ許容範囲内。

気分転換になる

元々コーヒーは気分転換だったり休憩するときにドリップして飲んでいましたが、豆から作ることで従来よりも良い気分転換になったと感じます。パソコンとにらめっこした後に豆の匂いに触れながら挽くのはなかなかいい体験だと思います。

 


 

実は、始めてミルで挽いたときは失敗しました。挽目が細かすぎて、すごく苦くなっちゃった。(粉が細かいと苦みが出やすくなる)

今は挽目を調整して、ハンドドリップに最適と言われる中細挽きでできるようになりました。こういうのを経験すると、コーヒーは奥が深いなぁ〜と実感できます。

 

とまぁ、まとめると、豆からコーヒーつくることで良いことがあった!というお話でした。

 

ま、酒にも言えることだけど、こういうことを趣味と言うと、客観的にはハイレベルな知識とかが求められがちだと思うんですよね。あの豆は苦味がウンヌン〜とか、この珈琲は酸味とコクのバランスが〜とかね。

そういうことで楽しむのも良いけど、俺は、好きなら深い知識が無くても良いと思っています。

俺はコーヒーに関する資格なんて何も持っていないし、酸味と苦味くらいは判別できるけど、コクとか言われたら???ってなるし、豆の産地とか特徴も何も理解していないです。しかも飲み始めた動機がモテたいとかいう邪(じゃ)な気持ちからスタートしていますけど、今では金と時間を掛けるに値する立派な趣味になっています。

好きこそものの上手なれ、って言うし、知識は後から勝手についてくるだろうから、今は豆からコーヒーを作るということを存分に楽しもうと思います!やるぞ!頑張るぞ!

 

 

終わり